歯周病は治る?完治とコントロールの違い
「歯周病は治らないと聞いたことがあるのですが…」
患者様から、こうしたご質問をいただくことがあります。
インターネットなどで情報を見ると、「治らないなら、受診しても意味がないのでは」と不安に感じてしまいますよね。
歯周病は、進行すると歯を支えている骨が少しずつ減っていく病気です。
そのため、失われた骨を完全に元通りにすることは難しい場合があります。そうした意味で「完治は難しい」と言われることがあります。
ですが、それは「何もできない」「もう手遅れ」という意味ではありません。
今回は、歯周病の「完治」と「コントロール」の違いについて、分かりやすく説明します。
◆ 歯周病の原因は“炎症”
歯周病は、細菌によって歯ぐきに炎症が起こる病気です。
歯ぐきが腫れる、出血する、口臭が気になるといった症状は、その炎症が起きているサインです。
原因となる歯垢や歯石をきちんと取り除き、細菌を減らしていくことで、炎症は少しずつ落ち着いていきます。
初期の段階であれば、健康に近い状態まで改善することもありますし、進行している場合でも、それ以上悪くならないように安定させることは可能です。
歯周病と聞くと不安になるかもしれませんが、「何もできない病気」ではありません。
今の状態に合わせた対応をしていくことが大切です。
◆「完治」よりも大切な“コントロール”
歯周病は、高血圧や糖尿病と同じように、上手に付き合いながら管理していく病気と考えると分かりやすいかもしれません。
治療によって炎症を落ち着かせた後も、
- ・定期的なメンテナンス
- ・専門的なクリーニング
- ・毎日のセルフケア
を続けることで、安定した状態を維持できます。
何もしなければ再発しやすい病気ですが、適切に管理すれば、歯を長く守ることは十分可能です。
徳島の歯医者、和田歯科医院では、治療が終わったあとも状態を確認しながら、患者様と一緒に長期的な管理を行っています。
◆「治らない」とあきらめてしまう前に
歯ぐきから血が出る、歯がぐらつくといった症状があっても、「もう遅いのでは」と受診をためらう方は少なくありません。
歯周病は進行すると元の状態に戻すことが難しい場合もありますが、炎症を抑えてこれ以上悪化しないようにすることは可能です。
そのためには、まず現在の状態を確認し、必要な治療とその後の管理を続けていくことが大切です。
歯周病は自覚症状が少ないまま進むことが多い病気ですが、適切に対応すれば安定した状態を保つことができます。
◆まとめ
歯周病は、元通りに戻すことが難しい場合はありますが、進行を止めて安定させることはできます。
大切なのは、あきらめることではなく、きちんと管理していくこと。
今の状態を知り、できることから続けていくことが、歯を守る近道になります。